第21話 家族第21話 家族これは、龍和尚とナーマオウが第3新東京市に来て間もない頃のお話。 「と、言う訳で、今夜は歓迎会を開く!」 「何の歓迎会ですか?」 「無論ワシ!!と、ついでのおまけにナーマオウの歓迎会や!!」 「和尚、本当にずっとここに住むんですか?羅漢寺はどうするんです?」 「あかんねん!今、久しぶりに管長と二人で修行せなあかんからヤバいねん!」 「なにがヤバいんですか?」 「シーンジ、察してあげなサーイ。龍和尚は、寺の外では無敵のジャイアンでも、羅漢寺の中ではイジメられっ子ののび太君なのデース。」 「やかましいわ!誰がイジメられっ子や!!」 「あ、管長?」 「す、す、す、す、すんまへん!!逃げたんちゃいますねん!! ちょ~っとシンジについててやりたかっただけですねん! 管長とマンツーマンで1時間×24ラウンドのスパーリングしてたら殺される思て!! いや、決して逃げたわけとちゅんですうううう!!!!」 「ウソですよ。」 「いや、決してうちょやなくて・・・・・。なんやとおおおおお!!!」 「あ、管長?」 「す、す、す、すんまへーーーーーん!!!!!って、何度も引っかかるかい!!!」 「引っかかってるじゃないですか。」 「これは、ベタなボケやねん!ほっとけ!!」 「シーンジ、オッサンはほっといて夕ご飯の買い出しに行って下サ~イ。レイ、あなたもお手伝いするのです。わかりマシたね。」 「はい。」「分かりました。」 「ちょっとマテ!一人でボケてたワシの立場はどうなるんや?」 「気を付ケテ、行っテ来るのデスよ。」 「行こうか、綾波。」 「分かったわ。」 ジグソーパズル エヴァ300ピース「放課後のレイ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・、行ったか?」 「ハイ。」 「まったく、手の掛かるヤツやで、こうでもせんと恥ずかしがって二人で行きよらんからな!」 「デハ、あとは、若い二人にマカせるとして・・。」 「早速、あとつけるぞ!用意せえ、ナーマオウ!!」 「二人っきりにシテあげるのでは無かったのデスか?」 「二人っきりにして、覗くんやんけ!そう言うとったやろ!!」 「アナタという人は・・・・。」 「なんや、ナーマオウ。行かんのやったらワシ一人でも行くでえ!」 「待ちなサイ。こんなコトも有ロウかと、二人の服には隠しカメラと高感度マイクが仕込んでありマス。」 「なにーーーーーー!!そんなモン仕込んで子供の裸を隠し撮りする気か!!! ホンマに外道やのお、お前は!!」 「裸なンカ撮りまセンよ、お互イノ表情ガ映るだけデス。」 「表情なんか撮ってどないすんねん!!!!! ・・・・・・・・、いや分かった。今日のところはそれで勘弁しといたろ! 早よ見な、オモロイところ、見逃すからな!」 「大丈夫デス。リアルタイムでHDDレコーダーに録画してイますカラ、最初から追いかけ再生できマース。」 「おお!こう言うときだけは、ホンマ凄いな、自分!天才やわ!!」 こんな会話がなされているとはつゆ知らず、一生懸命レイに話しかけようとするシンジ君でしたとさ。 続く ジャンル別一覧
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